カイジ名言
〜兵藤和尊〜

王は一人で王になるわけではない………金などいらぬ………と貧しき者が団結したら 王もまた消えるのだ……


扉になんの意味がある。問題はその中身だ。最近は………、開けてみたら空っぽ………。あるいはガラクタ……、そんな若者ばかりではないか……!


命はもっと…粗末に扱うべきなのだっ……!
命は、生命は………… 丁寧に扱いすぎると澱み腐る……!


最近の連中はみんなもうやりすぎ……自分を大事にしすぎだ………その結果……機会を掴めず…ズルズル後退しながら………腐ってゆくのだっ……!


いい気付きだ……さすがわしが見込んだ男…命の使いどころというものを心得ておるっ………!


雑魚にはわからぬ 生きたいだけの…雑魚にはわからぬ感性…!


見ての通り………  折られた足をいじられると彼は痛いが……わしは痛まない…!


謝罪という行為は辛ければ辛いほどその価値を増す…!その辛さに耐えてこそ証明できるのだ……!言うなら………誠意らしきものを…!!


燃え…闘うことも大事だが それと同等に引き際を見極めることも大事…


これが王の道だ……勝つべくして勝つが王の道…王は負ける戦争はせぬのよ…


壊れてる…!壊れている…!なぜするかの……?破滅死滅 自滅覚悟の愚行…!ギャンブルを…!


よっぽどの幸運か…  よっぽどの才能……あるいは労働…… 幾十年を費やしての労働……この三つのいずれかを注ぎ込まねば現れぬ金……!  億っ……!


わしのように「運」に寵愛されし者にとって…「幸運」はもう…日常…


祈りや応援…そんなものの無力……効力の無さを知って欲しかった……!あんなものは…クズどもの気休め…浅墓な迷信よ……!


逆に言うなら………祈るようになったら人間も終わりって話だ……!


ククク…  狂気の沙汰…考えれば…  つくづく狂気の沙汰…… そう思わんか……?吹けば飛ぶようなそんな紙屑… 即席のそんなクジに…片や一億…   片や…  指と2000万を賭けようというのだ間違いなく…  常軌を逸しておるっ…!しかし… 快感は……  本当のめくるめく快感は… 常軌を逸するからこそ… 辿り着けるっ………!


死の際の生は苦しくとも充実し…また死地からの生還はこの世のものと思えぬほど甘美…………!


大詰めで弱い人間は信用できぬ……! つまりそれは管理はできても勝負のできぬ男…… 平常時の仕事は無難にこなしても 緊急時にはクソの役にも立たぬということ……!


剥げたな…………… おまえの化けの皮… 二流だ………………! しょせんおまえは 指示待ち人間…!


十人百人の呻きが、一人の豊かな生活を支え 一人の豊かさが、その十人百人の希望だ… それがこの世の仕組みっ…!


人はな……目の前のわずかな金のために相当なことは耐えられるのだ……その特性を………金持ちは利用し……生涯かしずかれ安楽に暮らす


貧乏人は王にならんと金を求め…逆に現在いる「王」の存在をより磐石にする


そういう不毛なパラドックスから出られない 金を欲している以上……王は倒せぬ……!縛られ続ける………!


王の地位を揺るがせるものがあるとしたら 金の魔力さえ届かぬ自暴自棄…そんな輩の突発的暴力くらいのものだ この世の法律では王は崩せない……!


強者は相対的な意味で強者なのだっ……!一事 一事すべてに勝てるわけじゃない


一度くらい負けたからと言って……恥でもなんでもないっ………!人生の勝負は相対的だ……相対的に勝者であれば それでよし…!


負けた上、さらに自分を貶めてどうする…… 縋るなっ! 命乞いなどしてプライドまで明け渡すなっ……! 耐えろっ……!


済んでしまえばこれは単なる紙屑………しかしこれには王の強運が…染み付いておる…!もし…その強運を……カイジくんが自分のものとして………後人生に生かせたなら…ゆくゆくは………巨万の富を築き上げるかも…


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